肩に起こる主な症状、及び施術方法（四十肩、五十肩、肩こりなど）
●四十肩、五十肩（肩関節周囲炎）の原因と症状
一般的に三十代後半から四十代前半に起こる肩の痛みを四十肩、四十代後半から五十代に起こる肩の痛みを五十肩といい、ある日突然、腕の挙上、後方屈伸の際に鋭い痛みがでて、安静時にも痛みがでる場合があります。原因は加齢に伴う、肩周辺の筋肉の老化や、肩関節の滑液胞の減少と考えられています。
そのまま放置しても、数ケ月から一年程度で痛みがなくなる場合がありますが、一定以上肩が上がらなくなったりする、後遺症（ショルダーフローズン）が残る場合がありますので、適切な対応が必要となります。
痛みの殆どが三角筋、大円筋、僧坊筋の異常ですので、肩を動かしながら筋肉、肩関節を調整します。
また必要に応じて、テーピング療法を併用します。四十肩、五十肩は他の症状と異なり、運動療法が必要ですので、予防、改善効果のある運動方法を指導します。
●肩こりの原因、及び施術方法
肩こりは東洋人独特の症状と言われ、その原因も高、低血圧、眼、鼻の疾患、胃、十二指腸潰瘍、糖尿病、便秘、更年期障害、自律神経失調症、肋骨、胸骨の変位、僧帽筋の異常など様々です。
また肩こりは、頸、肩、腕に痛み、シビレを起こす前兆と言われており、これは肩こりが単に、筋肉や骨の異常にとどまらず、肩帯部の、血液不全によるものです。肩こりは様々な原因により、起きますので、体全体をほぐし、血液、リンパの流れを良好にし、特に広背筋をやわらげる施術を行い、適切な運動療法を指導します。
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